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Monica Z — ストックホルムでワルツを [映画]

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ディスクユニオンで出している雑誌《Jazz Perspective》は、毎回表紙写真に異常に命をかけてるような気がするのだが、しかも女性歌手限定という縛りがあるらしく、最新号はモニカ・ゼタールンドでグリーン系の服を着た彼女が美しい。
モニカ・ゼタールンド Monica Zetterlund のカタカナ表記は、まだ固定していないようにも思えるけれど、とりあえずゼタールンドにしておく。

先日、OJCのCDを整理していたらルーシー・リードがあって、あぁこれもビル・エヴァンスだったけ、と思ったのだけれどエヴァンスの歌伴というとやはりゼタールンドがその一番目に来るのではないだろうか。

それでなぜ今、ゼタールンドかと思ったら、彼女の生涯を描いたスウェーデン映画が公開されるとのこと。全然知りませんでした。
スウェーデンというと思い浮かぶのはイングリッド・バーグマンで、またはイングマール・ベルィマンという方向でもよいのだが、バーグマンとベルィマンは読み方の違いであるだけで、元はどちらもBergmanである。
《秋のソナタ Höstsonaten》は、両Bergmanが揃った映画だったが、バーグマンがさすがに衰えていて、もう少し早く撮ればよかったのにと思わせた。

モニカ映画の主演女優エッダ・マグナソンも、いかにもスウェーデンっぽい容貌をしていて、正統派女優みたいな雰囲気に満ちている。

映画の原タイトルは《Monica Z》で、邦題は《ストックホルムでワルツを》。Monica Zのほうがタイトルとしてカッコイイと思うのだが、それだと日本ではなんだかわからないし、でも《ストックホルムでワルツを》って、ティファニーで朝食を、のパロディみたいなのがちょっと笑える。

トレーラーを観るとかなり魅力的な気がする。まぁトレーラーは一番よいカットのつなぎ合わせでもあるので何とも言えないが。比較的本格派の演奏シーンが見られるみたいで、この撮り方は期待が持てるかもしれない。
ゼタールンドはその悲劇的な最期のこともあって、映画はそこまでを描かないのかもしれないが、スェーデンでは永遠の歌姫 (というのか?) なのではないかと思う。


Jazz Perspective vol.8 (DU Books)
JAZZ PERSPECTIVE VOL.8




Monica Zetterlund, Bill Evans/Waltz for Debby
(ユニバーサル・ミュージック・クラシック)
ワルツ・フォー・デビー+6




ストックホルムでワルツを
http://stockholm-waltz.com/

Monica Z officiell trailer
https://www.youtube.com/watch?v=H7qb41FaTXw

Edda Magnason - Sakta vi gå genom stan (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=Ni5a6Q8D16I
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ぼんぼちぼちぼち

昨日はご参加くださり ありがとうございやした・ぺこりっ
そして、スナップ写真も撮っていただき とてもよい記念になりやした。
ルキシュさんはじめ みなさんのおかげで、和気あいあいかつ充実したオフ会となりやした。
なので、来年もまた開こうと考えてやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2014-10-19 18:37) 

lequiche

>> ぼんぼちぼちぼち様

こちらこそ大変ありがとうございました。
ユニークなお店で楽しい雰囲気で、こういうのって、
普通の飲み会でも最近は滅多になかったように思います。

好評だったようですから是非第2回目もいいですね。
すごく遠くからわざわざ来られる人がいたりして。(^^;)
by lequiche (2014-10-19 18:56) 

Mitch

昨日は楽しい時間を過ごさせていただきました。
また、当ブログへのご訪問とnice!、ありがとうございました。
色々と勉強されているようですね。
自分はだらだらと流されているようで考え直さないと・・・。
今後ともよろしくお願いいたします。
by Mitch (2014-10-19 19:10) 

lequiche

>> Mitch 様

昨日はありがとうございました&お疲れさまでした。
いえいえ、勉強なんてとんでもないです。
落ちこぼれですので。(^^;)
もう少しマトモな文章が書けるように、
今も修業の最中ですので何卒御指導のほど。(^^)
これからもよろしくお願いします。
by lequiche (2014-10-19 20:49) 

Rchoose19

こんばんわ!
昨晩は楽しい時間をありがとうございました。
写真ありがとうございます。
外人さんの名前のカタカナ表記は昔から侃々諤々あるようですね。
オフ会来年もあるみたいですね(^0^)/
また、宜しくお願いいたします♪
by Rchoose19 (2014-10-19 22:28) 

nona

オフ会、お疲れさまでした!

席が遠くてあまりお話できなかったのですが、
lequicheさんがおだやかに相づちを打っている様子を

遠くから眺めて、勝手に癒されていました。

↑ 
気味の悪いことを言って、背筋がぞくぞくしてしまったら
ごめんなさい (ノД`)

lequicheさんのブログを読んでいたら、
なんだか本を読んでいるような感覚に襲われました。

きっと、文章がとてもきれいで、内容が深いからなのだと
思います。

カフェでくつろぎながら読みたいブログだなあと思ったので、
これからもちょくちょく訪問させていただきます。

こちらこそ、これからもよろしくお願いします(*‘∀‘)
by nona (2014-10-20 10:13) 

sig

こんにちは。
トップの彼女、一瞬、ニコール・キッドマンかと思いました。感じ、似てると思いませんか。でも、角度のせいかもね。
「秋のソナタ」のイングリッド・バーグマンは同感です。

by sig (2014-10-20 11:12) 

lequiche

>> Rchoose19 様

こちらこそありがとうございました。
写真は、後から考えればもっと撮ればよかったですね。
カタカナ表記は名前に限らず、知らないうちに
いつの間にか変わっていたりするので気が抜けません。

はい。次のオフ会が楽しみですね。(^^)
by lequiche (2014-10-21 00:53) 

lequiche

>> nona 様

お疲れさまでした。楽しいオフ会でしたね。
もう少し、席を移動したりしてもよかったと思っています。

いえいえ、背筋は全然問題ありません。(^^)

ブログについてそんなに言っていただけると、
大変うれしいです。
まぁブログは自己満足ですから、
自分の好きなように書いていくだけで、
まだまだ筆力が不足していると思っています。

これからのnonaさんのブログ、楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いします。
by lequiche (2014-10-21 00:54) 

lequiche

>> sig 様

あ、そういう雰囲気もありますね。
でもこのエッダ・マグナソンって、
女優業だけじゃなく実際に歌も歌えるみたいで、
映画とタイアップしたライヴもあるみたいです。
観客はゼタールンドの幻影を見ているのかもしれませんが。
by lequiche (2014-10-21 00:54) 

sig

ゼタールンドの「ストックホルムでワルツを」。11/29武蔵野館で公開とか。
by sig (2014-10-21 15:23) 

lequiche

>> sig 様

はい。そのようです。
映画の規模としては小さいかもしれませんが、
ぜひ観に行ってみたい作品ですね。
ゼタールンドは自国語で歌うことにこだわったみたいで、
言葉の中に棲む魂を知っていたのかもしれません。
by lequiche (2014-10-21 18:49) 

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