コパチンスカヤのチャイコフスキーを聴きながら思ったこと [音楽]
Patoricia Kopatchinskaja
パトリツィア・コパチンスカヤの新譜、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴く。
チャイコフスキーは通俗である。通俗というとその語感から悪い意味にとられがちだが、わかりやすく親しみやすいということにおいて、通俗は重要である。チャイコフスキーとドヴォルザークは2大通俗作曲家で、その連綿として渺々たる、ときに甘ったる過ぎる即物的な感傷性に辟易することがあるが、理解しやすいダイレクトでストレートな表情がとても懐かしく、悲しみにどっぷりと浸かりたいと思えるときや、さめざめと泣きたいときにはチャイコやドヴォがぴったりなのだ (まぁ、そんなことは滅多にないんだけれど)。
通俗の自己歴史を振り返るのなら、中学生の頃、チャイコフスキーの3大バレエのハイライト盤という 「いいとこどり」 のピックアップを繰り返しきいていたし、ドヴォルザークの《アメリカ》は、よくBGMにかかっていたりするが、たぶん最もよく聴いた弦楽四重奏曲のひとつで、あのメロディから私はいつもアメリカの光に満ちたハイウェイを思い浮かべる、というようなことを以前のブログにすでに書いていたと思う。
さて、どうやらコパチンスカヤもチャイコフスキーに対して 「ふん、チャイコフスキーなんて」 と見くびって考えていたふしがあって、でもチャイコフスキーは、曲は通俗でやさしいのだけれど、テクニック的には結構難曲なのだ。それに有名曲だからごまかしがきかない。ミスすればすぐにわかってしまう。
オケはテオドール・クルレンツィス/ムジカエテルナで、だからコパチンスカヤもガット弦を張っているが、彼女の場合、弦がなんだろうとそんなに変わることはない。録音日は2014年4月27日から5月1日とあり、リリースまで2年近くかかっているのがやや謎である。
同曲のコパチンスカヤの演奏は、すでにウラジーミル・フェドセーエフ指揮/モスクワ放送交響楽団との2011年のヴィースバーデンにおけるライヴ映像があり、YouTubeには最初に少しだけ練習風景の入っている動画も上げられている。この練習場面でよくわかるのだが、コパンチンスカヤの楽器の持ち方には特徴があり、弾いていて、ときに楽器に覆い被さるような姿勢をとる瞬間があって (どのように形容すればよいのだろうか)、ユニークさの一端が見える。
むちゃくちゃでワイルドのように見せていて、ボーイングはそんなにブレない。つまり見た目の印象、ハダシの外見とか身体の激しい動きに幻惑されてしまうが、出てくる音はそんなに奇矯ではないのである。
ただリズムのとり方が変幻自在というかvariableであって、アインシュタイン的に伸び縮みして、ひとことでいうならヴァイオリン版 「のだめ」 である。そのため彼女に対する評価は絶賛とボロクソの両極端であって、結果として醸し出される印象は、チャイコフスキーというよりチャルダーシュのようだったりする。
以前、コパチンスカヤについて私は、線が細く聞こえてしまうときがあるというようなことを書いたかもしれないが、それは録音のせいだったかもしれなくて、このフェドセーエフ/モスクワ放送響に関してはそんな感じはない。
第1楽章の急速なパッセージが続くときでも、チャイコフスキーは 「どーだ、これ、むずかしいだろ?」 と思いながら書いたはずなのに、その最も急速なところでもコパチンスカヤには余裕がある。第1楽章が終わったところで聴衆が思わず拍手してしまうのもその現れだ。小学生相手の音楽教室の演奏ならともかく、こんな格式の高いオペラホール的な場所でのコンサートで、曲の途中で拍手があるのは異例だ。
そのようにして用意されたチャイコフスキーのコンチェルトなのだから、クルレンツィス/ムジカエテルナはどうだったのかというと、強奏の部分で尖鋭的過ぎて音が雑音っぽくなってしまう個所がある。結果として音が痩せてしまっているようにも聞こえるし、フェドセーエフとのときはそんなことがなかったのに惜しい。
すごく皮肉な見方をすれば、カップリングされているストラヴィンスキーの《Les Noces》(結婚) のほうが、ストラヴィンスキーの異なった面が現れていて、こちらがメインなのではないかとさえ思ってしまう。
それでしばらくYouTobeなどネットを周遊していたら、たとえばベートーヴェンのコンチェルトにおけるカデンツァを見つけた。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の第1楽章のカデンツァは著名なヴァイオリン奏者により作られたカデンツァを弾くことが通例であるが、もちろん腕に自信があるのなら自分で創作したって良いわけである。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲カデンツァに基づくカデンツァというのがあって、ティンパニが入って来るのが特徴的だが、コパチンスカヤはこれにさらに手を入れて演奏している。曲調としては相当異質であり、この部分だけぶっ飛んだ感じがするのだが面白い。
さらに見ていくうちにバルトークの無伴奏を弾くコパチンスカヤとイブラギモヴァとを比較して提示してあるブログがあった。
どちらも日本におけるライヴの映像だが、最近、バルトークの無伴奏は非常に多くとりあげられるようになってきていて、私がチケットを買いながら都合が悪くて行けなかったバイバ・スクリデの2010年のコンサートでも演奏されていた。すでにバルトークは難解な現代音楽の範疇にはなく、トーナリティの感じられる近代音楽であり、それはたとえばプロコフィエフと同様に楽曲に対する理解が飛躍的に高まっていることにあると思われる。
アリーナ・イブラギモヴァは1985年ロシア生まれで、私の偏愛するクリスティアン・テツラフの弟子でもあり、師弟の共演CDもある。
そしてその2つのバルトーク無伴奏であるが、コパチンスカヤは非常に荒々しく、民族色豊かな表現で弾いている。第2楽章などにおけるピチカート、特にバルトーク・ピチカートの峻烈さやフラジオレットの表情は多彩であり、ディナミーク的にも優れているのだが、曲を支配するリズムに対してのその伸縮性の自由さはアーティキュレーションの範囲を超えているように感じられる。
一方のイブラギモヴァは、暗くて地味な印象もあるが、リズムの厳格性において非常に優れているように思える。ハンガリー的な民族性の色合いは弱く、伝統的西欧音楽の系譜にある作品であると認識しているようだ。
バルトークの無伴奏は、作曲者本人も意識していたようにセバスチャン・バッハの無伴奏へのリスペクトであると同時に挑戦でもあり、そしてその基本となるのは、それがどんなに歪曲されて聞こえてくるのかもしれないのだとしても、和声と対位法である。つまり無伴奏は、自分の息で自由に演奏して良いように見えながら、バルトークの場合はそうではないように思える。それを逸脱するとバルトークではなくなってしまうのだ。
そしてもっと言えば、バルトークにとって民族性のある音楽と非民族性の西欧伝統音楽とは常に対立する関係にあったのではないだろうか。後年になるほど抽象的なタイトルが多くなるのも、民族性の排除というふうに考えられなくも無い。
Alina Ibragimova
チャイコフスキーに戻るならば、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲も、当初は民族色が出過ぎていると評価されていたのだという。クルレンツィスがそのチャイコフスキーと、ストラヴィンスキーの《Les Noces》とを並べ、さらにジャケットデザインまでそのようにしつらえたのも、そうしたテイストを濃厚に感じさせようとする意図があったのかもしれない。それはピリオド楽器というものが醸し出すテイストと似ている。
*
と、ここまで書いてきたのだが、今日はソネブロの人気ブロガー・ぼんぼちぼちぼちさんのオフ会があり、それに出席して楽しい時を過ごした後なので、かなり文章がテキトーである。ご容赦ください。
Patricia Kopatchinskaja/Tchaikovsky: Violin concerto (SMJ)
コパチンスカヤ+フェドセーエフ/チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
https://www.youtube.com/watch?v=kJuBtdRrVkc
ベートーヴェンのカデンツァ
https://www.youtube.com/watch?v=DFm2oZAwG6c
コパチンスカヤ/バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
(トッパンホール 2013.11.13)
https://www.youtube.com/watch?v=Muqs-HyaCvE
https://www.youtube.com/watch?v=2TIOeir0cyY
https://www.youtube.com/watch?v=Eb6v7_MfUkQ
イブラギモヴァ/バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
(武蔵野市民文化会館 2005.10.21)
https://www.youtube.com/watch?v=urkVN7sJU-k#t=76
https://www.youtube.com/watch?v=4_VRcRPUH20
昨夜はお疲れ様でした、楽しい一時有り難うございました。
また遠路のため先に失礼させて戴きスミマセンでした。
また宜しくお願いします。
by kinkin (2016-02-28 08:11)
どうもどうも、昨日はお疲れ様でした。うぉー確かに難解な記事書いていらっしゃいますね・・これはコメントしにくい(爆)。
by koten (2016-02-28 09:25)
え!!!
朝にこれだけの文章書いたのですか??
凄すぎる・・・(笑)
昨日はお会いできて嬉しかったです。
あんな感じの飲兵衛ですが、これからも宜しくお願いします(笑)
by リュカ (2016-02-28 10:49)
>> kinkin 様
こちらこそありがとうございました。
いろいろと興味深い話ありがとうございました。
ものを作るということにはとても惹かれます。
私はそういう器用さがないのでいいなあと思うだけですけど。
今後もよろしくお願い致します。
by lequiche (2016-02-28 12:54)
>> koten 様
kotenさんこそお疲れのところ、
早速記事をupしていただきありがとうございます。
いつも便利にしております。(コラコラ ^^;)
いぁ、今回の私の記事はそんなに難解じゃありません。
せいぜい3階くらいじゃないかと。(爆)
これからもどうぞよろしくお願い致します。
by lequiche (2016-02-28 12:54)
>> リュカ様
いえいえ、半分ほど書きかけだったので
書いたのは後半の半分くらいです。
私はブログ記事も銀行預金もストックがないので (^^;)、
いきあたりばったりのその日暮らしです。
でも書いているときは、もうその記事は終わりなので、
次の記事のことを考えています。
あこがれのリュカさんにお会いできて光栄です。
う〜ん、確かにアルコールはお強いですね。
こちらこそ今後もよろしくお願い致します。
by lequiche (2016-02-28 12:54)
昨日はオフ会にご参加くださり ありがとうございやした。
久しぶりにお逢いできて お話できて嬉しかったでやす。
それにしてもlequiche さんが少女漫画にあんなにお詳しかったとは!
ヤミー、いいお店でやしょ。
昼間はランチをやっていて夜はゆっくり飲むのに最適な空間でやす。
勿論コーヒーだけでも◎
是非、通常営業のときにも訪れてみてくだされ(◎o◎)/
by ぼんぼちぼちぼち (2016-02-28 14:44)
>> ぼんぼちぼちぼち様
こちらこそありがとうございました。
遅れてすみませんでした。大変楽しい会だったと思います。
マンガはそんなに詳しくないです。
ごく一部のジャンルに偏っていますので。
あのお店だけでなく、高円寺は良い雰囲気の街ですね。
そのうちまたフラリと行ってみたいです。
by lequiche (2016-02-28 15:29)
昨日のオフ会、お疲れ様でした
楽しい時間を有難うございました
またよろしくお願いします^^
by さる1号 (2016-02-28 16:38)
たまにチャイコフスキーのバイオリン協奏曲、無性に聞きたくなることがありますね。私はオイストラフの古い録音なのですが。
学生時代の友人が、チャイコフスキーのピアノ協奏曲を聞いて、救われた、なんてこぼしていた事も今回の記事を読んで思い出しました。
by そらへい (2016-02-28 17:43)
昨晩はオフ会、お疲れ様でした。
楽しい時間を共有させていただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
by Mitch (2016-02-28 17:46)
昨日はありがとうございました。
少女漫画に浜崎あゆみ。
lequicheさんのレビューは高尚すぎて、
私には難しいと思っていましたが、
共通点があって良かったです。
まさかカラオケがお好きとは!
今度、ご一緒いたしましょう。
by 青山実花 (2016-02-28 20:37)
昨日は楽しかったですね
あまりお話ができずに残念でした
またブログにお邪魔させていただきます。
今後とも宜しくお願いします
by きよたん (2016-02-28 21:32)
昨日は楽しいひとときをご一緒させていただきまして
ありがとうございました。
素敵なお名刺とブログタイトルですね。
(それに比べてワタシは・・お恥ずかしい限りです)
今後ともよろしくお願いします。
by NO14Ruggerman (2016-02-28 23:33)
27日のオフ会お疲れ様でした。
楽しかったですね。
またヨロシクお願いします。
by えーちゃん (2016-02-29 01:15)
>> さる1号様
こちらこそありがとうございました。
なるほどと思える「スイーツ論」いいですね。
甘くないのはスイーツじゃない! 納得しました。
今後ともよろしくお願い致します。
by lequiche (2016-02-29 02:51)
>> そらへい様
オイストラフはすべての曲において定番ですね。
いまだに確固たる存在だと思います。
チャイコフスキーはヴァイオリン協奏曲もピアノ協奏曲も
有名過ぎて、つい軽く見てしまいがちですが、
そう簡単にはいかない部分があります。
音楽によって救われるというのも音楽のなせる業ですね。
by lequiche (2016-02-29 02:51)
>> Mitch 様
こちらこそありがとうございました。
カメラのことなど、勉強になりました。
ワイドレンズをつけられるデジカメが欲しいです。
これからもよろしくお願い致します。
by lequiche (2016-02-29 02:52)
>> 青山実花様
いえいえ、全然高尚じゃないです。
単なるジャンルの違いだけで基本はミーハーです。
もうここのブログのカラーというか、イメージが
ある程度決まってしまっていますので、
もう書かない (書けない) 内容もありますね〜。
カラオケはもう随分行ってないですけど、
行けばなんとかなるでしょう。
〈LOVE ~since 1999~〉というと
ごく初期の《A Song for ××》の頃のシングルですね。
あゆちゃんとのデュエットもいいですが、
高橋愛ちゃんとのほうが、
つんく♂の声質には合っているような気がします。
《A Song for ××》は擦り切れるほど聴きました。
CDだから擦り切れないけど。(^^;)
by lequiche (2016-02-29 02:52)
>> きよたん様
お疲れさまでした。
多くのかたがいらっしゃったのに遅れて伺いましたので、
お話できなかったりして残念です。
また次の機会にと思っております。
こちらこそよろしくお願い致します。
by lequiche (2016-02-29 02:53)
>> NO14Ruggerman 様
こちらこそありがとうございました。
楽しい会だったのは、ぼんぼちさんのご人徳です。
名刺は10分くらいでチャチャッと作ったので
テキトーなやっつけ仕事なのにありがとうございます。
こちらこそよろしくお願い致します。
by lequiche (2016-02-29 02:53)
>> えーちゃん様
楽しいオフ会であっという間でしたね。
早速、よいレポをありがとうございます。
写真に見入ってしまいました。
こちらこそ今後もよろしくお願い致します。
by lequiche (2016-02-29 02:54)
早速コメントを有難うございました。
お会いできて本当に嬉しかったです。その上帰りもご一緒で良かったです。
終電一つ前で辛うじて辿り着きましたが、日常の習慣が崩れて翌日は死んだようになっていました。
高尚なブログでコメントしづらい時もありますが、以後宜しくお願い致します。
by ponnta1351 (2016-02-29 11:51)
>> ponnta1351 様
こちらこそありがとうございました。
遅くまでお疲れさまでした。
そうですね〜、あの時間までだとちょっと遅かったですね。
いえいえ、ここは毎回、ごく平易な内容ですので
お気軽にテキトーに書いてください。
全然違う話題をふってくださるかたもいらっしゃいますので。(^^;)
これからもよろしくお願い致します。
by lequiche (2016-02-29 19:43)
わたし、チャイコフスキーの通俗さが大好きです。3大バレエも下手に踊ると「子ども向け発表会」になりますが、最高級のバレエ団であれば、悪魔に魅入られたようなステージになる。
コパチンスカヤは未聴です。ぜひ聴いてみたいと思います。
RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2016-03-01 00:46)
>> 末尾ルコ(アルベール)様
おっしゃる通りですね。
3大バレエは誤解されている部分があります。
チャイコフスキーは帝政ロシアの香りがすると思います。
音楽に限らず全ての最も優雅な芸術は、
当時の旧ロシアの時代にあったような気がします。
コパチンスカヤはモルドヴァ出身ですが、
いわゆる東欧であり、ロマ系の人も多くいる地です。
そうした環境からの影響もあるのではないでしょうか。
by lequiche (2016-03-01 03:03)
(シカゴで)アバド/シカゴ響の演奏会に一度だけ行きました...
シカゴ響の演奏会
アバド
五嶋みどり
チャイコフスキー
ヴァイオリン協奏曲
交響曲第4番
by サンフランシスコ人 (2016-03-01 07:45)
土曜日はオフ会で楽しいひと時をご一緒できてうれしかったです。
ただ、初めての参加でほぼ店に入ってから3歩圏でしか行動していなくて、残念ならお話しできませんでした。次回はよろしくお願いします。 ^^;
コパチンスカヤは聞いたことがありませんが、面白そうなヴァイオリニストなんですね。奔馬、良く言えば個性的なのでしょうか? ヴァイオリニストではないですが、最近もコンサートに行ったピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリがぼくにはそんなアーティストの様に思えます。あのアルゲリッチと連弾しても物おじせず、かえってあわさせてしまうところがあったり、この前のコンサートでは展覧会の絵をひいたのですが、めちゃくちゃすごい音量でしかも繊細さとメランコリックさもあって、あんな展覧会の絵は初めて聴きました。そういう、アーティストは大好きなので、コパチンスカヤも興味津々です。
通俗って日本語にすると少し低いように思えてしまいますが、絵画の世界とかではオランダ通俗画にはフェルメールもいるし、通俗って実は素晴らしいのだと思います。チャイコフスキーもぼくは大好きです。メロディーの美しさはすごいなと思います。主には交響曲ばかり聞いていて、第1番冬の日の幻想は大好き。それとくるみ割り人形もです。
音楽大好きです。 ^^
by moz (2016-03-01 09:51)
>> サンフランシスコ人様
いろいろとお聴きですね。
是非、ソネブロでブログを開設して
アメリカ事情をご紹介いただけませんか。
期待しております。
by lequiche (2016-03-01 14:21)
>> moz 様
カティア・ブニアティシヴィリ、知りませんでした。
見るからに 「のだめ」 っぽいですね。
これは偏見かもしれませんが、最近の東欧系の人って
コパチンスカヤも含めて、そんな感じが多いような気がします。
コパチンの一般的評価はスゴイ↑かダメダメ↓か極端ですが、
私はもう少し聴いてみないとわからないと思っています。
つまり今のところ興味を持った状態での保留です。
通俗は、ポピュラー/ポピュラリティですから、
そんなに悪いことではないんですよね。
フェルメール=通俗! まさにそうです。(^^)
チャイコフスキーはシンフォニーが基本なのでしょうが、
私はあまり聴かないので、通して聴いてみたいと思います。
くるみ割り人形はいいですね。私も好きです。
by lequiche (2016-03-01 14:26)
通俗性が、飽きっぽいぼくには
クラシックへの門戸となってくれて
必要な要素だったかも〜^^。
by すーさん (2016-03-02 07:12)
>> すーさん様
「狭き門より入れ」 という言葉がありますが、
門なんて広いほうがいいんです。
もっといえば門なんて無いほうがさらにイイ!(^^;)
わかりやすいということは最も必要なことで
悪いことじゃないと思います。
ではなぜわかりにくいことがあるかというと、
それでないとわからないという
微妙なニュアンスがあるときがあるからかも。(ナンジャソリャ ^^;)
by lequiche (2016-03-02 15:17)