SSブログ

薔薇色の脚と偽の夜空 ― 山尾悠子 「夢の棲む街」 を読む [本]

tari_webflyer_170928.jpg
中川多理人形展 Fille dans l’histoire より

話題があったのに触発されて山尾悠子の『夢の遠近法』を読んでみた。ちくま文庫では『増補 夢の遠近法』というタイトルになっている。日本の幻想文学においてカルト的人気を持つとのこと。

この本の冒頭に収録されている 「夢の棲む街」 は山尾悠子の最初の作品で、『SFマガジン』1976年7月号 (第212号) が初出である。第212号は手元にあるのだが読んだ記憶がない。というか読んだのだとしても、すでに忘却の彼方である。

作品構造は非常に明快で、描写は絵画的であり暴力的だが美しい。主人公あるいは狂言回しと思われるのは街の噂の運び屋〈夢喰い虫〉のバクである。〈夢喰い虫〉は街に噂を流さなければならないのだが、バクの所属していた劇場は閉鎖されていて、噂の出所が無い。それなら他の場所に移ればよさそうなものなのだが、バクはまだ劇場に固執しているようなのである。
劇場はフリークスの坩堝で、演出家が育て上げる〈薔薇色の脚〉とは脚へのフェティシズムが肥大化した脚だけが発達した畸形であり、それら脚たちの元は乞食や浮浪者や街娼であるという。このへんの設定は寺山修司の天井桟敷的である。

フリークスはそれだけにとどまらず、籠の中の侏儒や、娼館に棲息する白い翼の天使たち、しかも天使たちは不潔な環境の中でひしめきあっていて、増え過ぎてシャム双子のように接合していたりする。
街の夜空はプラネタリウムのようで、実際の夜空でなく、作られた夜空のようである。そして街の造型そのものが幾何学的で人工的である。その中心となるのが劇場なのである。星座は 「街を中心とした巨大な半球型の空の平面上に属するもの」 (p.33) なのだ。
さらに空から大量の羽が降ってきて窒息死したり、性的な暗喩を持った人魚の存在があきらかになったりする。
最後のシーンでは劇場に街の全ての人々が集められ、そこで壊滅的な騒動が生起し、そして沈黙が支配するときが来るのだが、提示されるイメージはクリアで、かつ何らかのカリカチュアとも解釈できる。でもそう考えないほうがよいのだろう。

劇場という空間は独特の幻想を醸し出す。それはたとえば高野史緒の『ムジカ・マキーナ』(1995) でもそうだったし、トマス・M・ディッシュの『歌の翼に』(On Wings of Song, 1978) でもそうだし、さらにやや外れてしまうかもしれないがエラリー・クイーンの『ローマ帽子の謎』(The Roman Hat Mystery, 1929) もそうである。しかし 「夢の棲む街」 では劇場もまた幾何学的舞台設定としてのアイテムのひとつであって、短編でもあるため、高野やディッシュ作品のような膨らみを持たない。持たないゆえに、より絵画的でありシュルレアリスティクである。(高野史緒に関しては→2016年05月29日ブログ、ディッシュに関しては→2014年02月01日ブログを参照)

フリークスのイマジネーションが最も効果的に描かれた小説として、ホセ・ドノソの『夜のみだらな鳥』(El obsceno pájaro de la noche, 1970) が挙げられるが、1976年時点でドノソは日本では翻訳されておらず知られてもいないので、山尾の幻想は独自の感性から醸し出されたものである。(ドノソに関してはONE PIECE展の記事の中に少し書いた→2012年06月12日ブログ)

こうした奇矯な幻想は、稲垣足穂の幻想がごく優しい雰囲気と思えてしまうほどに刺激的で強烈であるが、ただ、偽の夜空を出没させるような空間認識には足穂の影響もあるのかもしれない、と思わせる。また全てが幻想の中で、フラムスティードの星球図譜 (Atlas Coelestis, 1729) だけ具体的なのが面白い (足穂の全集を比較すると現代思潮社版1969-1970と筑摩書房版2000-2001では、筑摩版は柔和過ぎる装丁のような気もする。時代の変遷がそのような変化をもたらしたのかもしれないが)。
世界そのものが書き割りであるという幻想はSF作品にはよく見られるが、書き割りの中心が劇場というのは二重の意味での偽りを意味する。

バクという主人公は〈夢喰い虫〉だから、夢を食う〈獏〉というネーミングなのだろうが、別役実の1972年の戯曲に〈獏:もしくは断食芸人〉がある。末木利文演出で五月舎による公演が行われたという記録がある。断食芸人はカフカのそれであり、カフカの原作から触発されたと思われるこの戯曲自体を私はよく知らないのだが、カフカと獏というこの魅力的なタッグのタイトルを山尾が知っていた可能性はあるかもしれない。

山尾は1985年以降には一時作品の発表が途絶えたため、伝説的な作家となったとwikiの記述にあるが、同じ頃に出現し同じ頃に不在となった少女マンガ家に内田善美がいる。内田は1974年にデビューし、1986年に上梓完結した『星の時計のLiddell』でその活動がほぼ途絶えている。山尾と内田には何の関連性もないのだが、1975年~85年あたりに、傾向は違うけれどどちらもカルトな作品が出現していた暗合の不思議を思うのである。


yamao_170928.jpg
山尾悠子


山尾悠子/増補 夢の遠近法 (筑摩書房)
増補 夢の遠近法: 初期作品選 (ちくま文庫)




ホセ・ドノソ/夜のみだらな鳥 (集英社)
夜のみだらな鳥 (ラテンアメリカの文学 (11))
donoso_170928b.jpg
トマス・M・ディッシュ/歌の翼に (国書刊行会)
歌の翼に(未来の文学)

nice!(82)  コメント(16) 
共通テーマ:音楽

nice! 82

コメント 16

末尾ルコ(アルベール)

幻想小説はずっと好きで、幻想文学ばかり読んでいた時期もあり、その頃は国書刊行会の書籍を次々と読み漁っていました。そう言えば最近はやや国書刊行会と近しくないなとふと気づき、同社のサイトを見てみると、やはり魅力的な書籍がズラリ。またいろいろチェックせねばと思った次第です。
ただ、山尾悠子の小説はあまり読んでおらず、本日のお記事を拝読しながら、(ああ、このような内容の小説を・・・)と、また探してみたいと思っています。
エラリー・クインの小説はティーンの頃に、(いずれすべて読んでやる)とばかりに、文庫で出ているものをズラリ揃えたことがありましたが、だいたい途中までしか読まなかった記憶が(笑)。当時は「海外ミステリ歴代ベスト100」的なランキングを見て、そのすべてを読もうと意気込んでおりまして、実際にけっこう読んだのですが、ランキングに載らないものにおもしろいのがいっぱいあるという当然のことに気づいたわけですが、けれどランキングに載っている小説におもしろいのが多いのも事実ではありました(←とつおいつして、意味不明の文に 笑)。

>原書は読みません。そんな語学力はないです。

そうなんですか?なんかご謙遜のような感もなくもない(笑)気がいたしますが。
わたしも実は気に入った作品の原書をけっこう持ってまして、当然ながらほとんど読んでおりません(笑)。でも「気になる個所を確かめたいとき」というlequiche様の方法はとてもいいですね。わたしも本棚に誇らしげに並べながらもほとんどページを開いたことのない原書を引っ張り出して活用したいと思います。

>2つで十分なのに3つも4つも欲しがり

う~ん、なるほどです。そんなにどんどん所有しても意味がないのに、哀れと言えば哀れな人たちですね。けれどそうした人たちが権力を盛ったりするからタチが悪いですよね。

>ヴァイオリン弾きのドロワット

これ、おもしろいです(笑)。マリーヌ・ル・ペンがヴァイオリンを弾いてる姿を思い出しました。

今また、倉橋由美子を読んでいます。かなり時代性が濃厚なのですが、そこが心地よかったりしますね。倉橋由美子は高知出身なのですが、「高知、高知」と言わないのが美意識を感じさせてよかったです。高知へ帰って来た時だけワザとらしく「やっぱり土佐は~~」とばかりヨイショする高知出身者はあまり好きではないのです。  RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2017-09-28 09:10) 

リュカ

あー、惹かれる世界です。
末尾ルコさんのコメントも見て、久しぶりに倉橋由美子も読みたくなりました。家にあるから引っ張り出してみようかな。
by リュカ (2017-09-28 09:41) 

きよたん

夢の遠近法 色々興味惹かれます
想像が膨らんで見てみたい世界です。
by きよたん (2017-09-28 13:00) 

lequiche

>> 末尾ルコ(アルベール)様

国書刊行会はラテンアメリカ文学叢書がその嚆矢ですが、
どの本も高価なので息切れしてしまいます。
今回の日本幻想文学集成も残念ながら買えていません。
山尾悠子は編集者のひとりですね。

クイーンはミステリーとしての部分も面白いですが、
その舞台の空気感のようなものが私は好きです。
というか巨匠ミステリー作家はそれぞれに
独特の空気感を持っているように思います。

ベスト100的なランキングはそれぞれの好みですから
参考程度に、というのが無難なところです。
ポツンと1作だけ傑作を書く作家というのもいますね。
ホントは1作だけじゃなくもっと書きたかったんでしょうが、
結果として一発屋になってしまったというか・・・。

原書はたしかにお飾りなのかもしれませんが、
たとえばボリス・ヴィアンの «L'Écume des jours» は
翻訳についてあれこれ言われますが、
原文を読むと納得できます。
この空気感を出すのはむずかしいです。
ブルトンの «Manifeste du surréalisme» の冒頭は
詩なんだ、と思えばよくわかります。

私は政治と食べ物の話題は得意分野ではないので
なるべく避けるようにしていますが、
ル・ペンのヴァイオリン! ザブトン3枚です。(^^)

倉橋由美子は高知出身。そうでしたね。
後期の桂子さんシリーズはう〜ん、という感じもありますが、
でもそれも含めて倉橋なんだと思います。
by lequiche (2017-09-28 13:23) 

lequiche

>> リュカ様

山尾悠子のほうがメカニックというか
整合性が感じられる部分はありますけど、
倉橋由美子や澁澤龍彦の後裔という印象はありますね。
倉橋で一番キモチワルイのは 「マゾヒストM氏の肖像」 です。
是非、読んでみてください。(コラコラ ^^;)
by lequiche (2017-09-28 13:24) 

lequiche

>> きよたん様

『夢の遠近法』は短編集なので、読みやすいですね。
残酷なのだけれどなんとなく紗がかかっているというか、
明視性が高いというか、硬質な美というか、
ありきたりな形容になってしまっていますが。(^^;)
by lequiche (2017-09-28 13:31) 

sakamono

中学生の頃だったか、高校生だったか、ハヤカワ文庫で「夢の棲む街」を
読んで、とても強く印象づけられたのを覚えています。作品から喚起される
イメージがだけが刻み込まれた感じです。
あ、そうそう。↑「硬質」というイメージもです。
少し前に、ちくま文庫の「夢の遠近法」を買って読み直し、なるほど
こんな内容だったか、と思いました^^;。
by sakamono (2017-09-28 23:20) 

lequiche

>> sakamono 様

ハヤカワのは最初に出された本ですね。
sakamonoさんが、その頃から注目されていた
というのは素晴らしいです。
イメージのもととなっているのは
ある種の絵画からの印象が強いようにも思えますが、
それよりこの作品においては、
街の噂という概念が実体となって、
その街の空間を流れていくというのにヤラレました。
これからもう少し読んでみたいと思います。
by lequiche (2017-09-29 15:17) 

sana

最初の写真が一番、趣味にドハマリですが(笑)
山尾悠子、聞いたような‥
でも作品に心当たりはなく、ちょっと検索したら、共訳なさっていたジェフリー・フォードの「白い果実」を読んでいました。世界幻想文学大賞を受賞した作品を幾つか読んでいた頃でした。
シンプルなタイトルからは想像できない構築力のある猛烈に濃い作品でした。通じるところがある作風なんでしょうか。

エラリー・クイーン「ローマ帽子の謎」と来ましたか! なるほどねえ‥翻訳されたものは全部読んでいると思います。基本、ミステリ読みなので。
ミステリは癖のある登場人物が何人か集まる一つの世界を作り上げて、さあどうだっ!?と謎を提示する傾向はありますね。
クイーンは文章は平易ですが、ロマンチックなところがあり、面白い雰囲気を作ってきますね。

内田善美‥懐かしい名前です。
緻密な絵を極限まで追求してしまったので、やり尽くしてしまったのかなという印象でした。
一番漫画を読んでいた頃の同時代人というか^^
by sana (2017-09-30 17:58) 

うっかりくま

わわっ、山尾悠子作品を取り上げて頂いて有り難うございます!
ぼや~っとした印象しかなかったのをlequicheさんの御記事が
輪郭を明確にし関連書籍まで言及して下さるので、自分の浅い
思考が深まるような嬉しい錯覚をしてしまいます(≧∀≦)。
やっぱりlequicheさんは筆力も読書量も桁違いです。。
禍々しいカタストロフィの予感や、昆虫の化石を閉じ込めた
琥珀の様な残酷で美しいイメージの集積で構築された世界は
「靄に包まれているのにクリアー」という矛盾した不思議な
空気感を醸しだして匂いまで伝わってくる所が凄いです。
私はJ・G・バラードの「結晶世界」や「夢幻会社」を思い
出しましたが(そっちの方を先に読んだので)山尾さんが
バラードの初期の短編・泉鏡花・倉橋由美子・澁澤龍彦等
愛読されていたこともわかるちくま文庫の「自作解説」も
興味深くて面白かったです。
内田善美「星の・・」は紛失してしまい・・今やプレミアが
付いているようですね。(違法行為は宜しくないのでその
部分のコメント訂正しました。スミマセン。。)

by うっかりくま (2017-10-01 11:32) 

lequiche

>> sana 様

中川多理さんの画像は《夜想》のサイトからのものですが、
小説のイメージで人形を作ってもらえるなんて
作家冥利につきると思います。
http://www.yaso-peyotl.com/archives/2017/07/_fille_dans_lhistoire.html

ジェフリー・フォードをご存知でしたか。
日本でももう少し有名になってよさそうなものなのですが、
近作はまだ翻訳がないのが残念です。
wikiによれば共訳者の金原瑞人と山尾悠子は同級生だとのことです。

クイーンの国名シリーズというのはミステリーのスタンダードですが、
それなりの雰囲気が皆違っていていいですね。
あまり有名ではありませんが『盤面の敵』という作品があって、
これ、雰囲気とかチェスの話とか、結構好きなんですが、
実はシオドア・スタージョンの代作だとのことです。
スタージョンもあまり評価されていませんが、
その話をきくと、スタージョンは器用な作家だと思います。

内田善美、やり尽くしてしまったというのは言えてます。
もう少しシンプルでもよかったのに。
私は『空の色ににている』の頃が好きです。
by lequiche (2017-10-01 11:39) 

lequiche

>> うっかりくま様

いえいえ、他にも山尾悠子の記事を見かけたものですから、
ちょっと読んでみたのですが以前に読んだのか読んでないのか、
記憶がないのです。でも読んだはずなんですけれど……。
読書の記憶ってそんなものかもしれませんが。
文庫本のラピスラズリも買ってきました。

あぁなるほど。ある一瞬を閉じこめてしまっている
ということでは琥珀のような美学がありますね。
ただ、私の感覚では山尾悠子も倉橋由美子も
色彩的な印象をあまり受けません。
むしろモノクロームな設定のなかの美しさを
目指しているような気がします。
もっとも『スミヤキストQ』みたいなのは幻想というよりは
寓意小説といったほうがいいかもしれませんが。
その点、バラードは、たとえば3部作では私は
『沈んだ世界』が好きなのですが、
あのコッポラ的なぬるぬるした極彩色みたいな印象は
異質だけれどイマジネイティヴですごいと感じます。

内田善美は特に絵本のプレミアが高いようです。
ある程度の需要があるのですから是非再版して欲しいですね。
以前、ビックス・バイダーベックについて書いたのですが、
http://lequiche.blog.so-net.ne.jp/2012-08-16
これは実はリデルへの前フリで、
でも肝心のリデルについてのことが書けていません。
オイオイ、もう5年も経ってるし、というツッコミはナシです。(^^;)
by lequiche (2017-10-01 11:39) 

トロル

わたしも内田善美をよく読みました。卒論で朔太郎を書いた時、詩集の中から、リデルの出る屋敷の部屋をイメージできる作品を何篇か見つけ、卒論自体にはそのところは触れようもなかったのですが、わたしの個人的なテーマ、「子供部屋の住人」的宇宙には、時空を帯びた架空の空間が必ず必要で、そこに住まう「幽霊」と呼ばれる存在の視線は冷静で、懐かしく、何時迄も温かいものがかよっているなぁと、つくづく思ったものでした。
by トロル (2017-10-01 17:03) 

lequiche

>> トロル様

こんなに内田善美を知る人が多いとは!
ここは特異空間かもしれませんね。(^^)
「子供部屋の住人」 的宇宙というの、よくわかります。
相川七瀬から 「夢見る少女じゃいられない〜♪」 って
言われるかもしれませんが。

内田善美にはリデルの前に 「草迷宮・草空間」 があって、
綿の国星の亜流という捉え方もされましたが、
一種のピグマリオニズムです。
つまり市松人形と座敷童の距離はすごく近いわけです。

ただ、リデルというのはまさにバブル景気前夜の作品で、
そうした時代の雰囲気もやや見えますが、
でもそういうときにあの作品を描いたのは、
時代とは隔絶していた存在だったともいえます。
by lequiche (2017-10-01 22:03) 

sana

中川多理さんのツイッターに行き着き、見とれておりました。
作品世界を創作人形で表現してもらえるとは‥
確かにお互いに素晴らしい体験でしょうね。作家さんの方も賛同満足いただけたようですし^^

『盤面の敵』は異色の作品ですね。
評価は高いのではないかと思いますが‥クイーンらしいというのではないのかも。
シオドア・スタージョンが共作というか、エラリー・クイーンの片方の代役で文章化したみたいですね。知りませんでした。
シオドア・スタージョンなら好きなんですが~たくさん読んでいるわけではなく、何のどこがいいのかというと‥ 何だかカッコイイんですよね、着想も言葉の選び方も。
検索したら「スタートレック」のバルカン星人のエピソードの脚本を書いたこともあるそう。その回は面白かった記憶があります^^

内田善美は皆読んだと思いますが全部持ってるかどうか‥初期のコミックスやカラーの絵など、とってあると思います。
絵本が出ていたんですか?
‥調べたら、うわ~価格が‥
再販する価値はあるでしょうね。
by sana (2017-10-02 15:51) 

lequiche

>> sana 様

ネット上で見ていても、とても美しいですね。
これはハマると怖いかも、と思って見ておりました。(^^;)

スタージョンは最近再評価の動きがあるようです。
私もあまりよく知らないのですが、器用な作家のようですし、
たとえば『ヴィーナス・プラスX』など評判のようです。
(まだ読んでいません)

『盤面の敵』もご存知とは素晴らしいです。
確かに異色ですが、他にもクイーンらしくない作品はあるので、
そういうものかなと思っていました。
この頃、ミステリーはほとんど読まないのですが、
たまに読みたくなるときがあります。
ミステリーは実生活と全く隔絶しているのが良いですね。

内田善美は本人が再版を拒否しているとのことで、
ということは連絡不能などといいながら
どこかにホットラインはあるのかもしれません。
絵本は出版部数が少なかったらしいのですが、
せめてマンガ作品だけでも再刊して欲しいものです。
作品集を出せばそこそこ売れるのに、と思います。
by lequiche (2017-10-03 14:35) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。