最近買った&読んだ本・雑誌など [本]

最近読んだ本や雑誌など、買ったけれど読んでいない本や雑誌まで含めて書こうとしたのですが、今年ってホントに本を読んでいないことに愕然とする。それでかなり前に買った本や雑誌なども含めてランダムに書いてみる。
【雑誌】SWITCH 12月号 齋藤飛鳥の現在地点 (スイッチ・パブリッシング)
かなり力の入った写真と記事の特集。表紙にアイドルっぽいキラキラした写真でなく、やや半目のどよーんとしたのを持ってくるというセンスがSWITCHなのかも。深夜TVのハマスカ放送部における、どうでもいいようなキャラでおしているのとはやや違う齋藤飛鳥の、まさに現在地点なのかもしれない。でも飛鳥ちゃん、ドラムのセンスが良いよね。あと、あの数々の指輪とか。顔が小さ過ぎるし。
【雑誌】東京人 1月号 東京Y字路散歩 (都市出版)
タモリ倶楽部、またはブラタモリの発展形。冒頭に横尾忠則と糸井重里の対談。そして能町みね子のエッセイもあり。Y字路だけでなく坂とか暗渠とかかなりディープでマニアック。不動産の不整形地物件という記事がなかなか。NHKのブラタモリはまた復活との話です。
【本】嶽本野ばら/ロリータ・ファッション (国書刊行会)
ハードカヴァーなのに背表紙の無い本。小口がピンクのストライプなのに笑う。内容的には知らないことが多いので、たとえばBaby, The Stars Shine Brightの受容とか、いろいろ納得。
【本】川野芽生/星の嵌め殺し (河出書房新社)
第2歌集。川野芽生は一応全部買っています。歌集が一番良いかも。
【本】村上春樹/デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界 (文藝春秋)
ちょっとマニアック過ぎるけれど面白い。でも同じレコードを買うかといったら……買わないな。
【本】目黒雅也/西荻ごはん (亜紀書房)
『西荻さんぽ』に続く西荻窪本第2弾。東京ローカルな本です。前著の『西荻さんぽ』は西荻窪駅北口の今野書店だけで1000冊も売れたのだそう。私見ですが今野書店は昔ながらのとても良い雰囲気の本屋さんです。
【本】ザッハー=マゾッホ集成 I〜III (人文書院)
朝日新聞の書評で椹木野衣が絶賛していたので。マゾヒストの語源となるあのマゾッホ。名前のみ有名で、実際に読まれていないことではマルキ・ド・サドと同様。主に桃源社などで出されていたが今回のは人文書院です。ザッハー=マゾッホというのは複合姓なのか、よくわからない。
【文庫】松本俊夫/映像の発見 (筑摩書房)
初期著作の復刊。筑摩学芸文庫です。《薔薇の葬列》を撮るよりも前の著作。
【本】平岡正明著作集 上・下 (月曜社)
一世を風靡した平岡正明なので資料的に購入。週刊誌ネタ的な内容のものもあるし、やはり時代が過ぎてみると色褪せている部分もある。それと残念なことに誤植が多過ぎる。
【本】鈴木おさむ/もう明日が待っている (文藝春秋)
SMAPのことを書いているのだが、イマイチどうなのかなぁ。ズバリと書けないこともあるのだと思います。表紙デザインが稚拙過ぎ。
息切れしてしまったのであとはリストだけ (手抜きです)。
【本】福岡邦彌/新版 ECMの真実 (カンパニー社)
【本】ヴァンサン・ゾンカ/地衣類、ミニマルな抵抗 (みすず書房)
【本】レイチェル・カーソン/センス・オブ・ワンダー (筑摩書房)
【本】デヴィッド・ヤフィ/じゃじゃ馬娘、ジョニ・ミッチェル伝 (亜紀書房)
【本】今福龍太/霧のコミューン (みすず書房)
【本】鷲田清一/所有論 (講談社)
【本】川野芽生/かわいいピンクの竜になる (左右社)
【本】シオドラ・ゴス/メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ (早川書房)
【本】アーシュラ・K・ル・グィン/赦しへの四つの道 (早川書房)
【本】ジェフリー・フォード/最後の三角形 (東京創元社)
「毛皮のヴィーナス」はずいぶん前に読んだっきりですが、サドの作品よりも入りやすくたのしめました。それにしとも今日本でこれだけのボリュームの「ザッハー=マゾッホ集成」が出るって凄いですね。SM的な感覚には昔から興味があって(自らプレイすることはありませんが 笑)、特に欧州と日本のSM感覚にはずいぶん違いがあるのがおもしろいです。マゾッホの作品を題材としたポランスキーの「毛皮のヴィーナス」もおもしろかったです。
嶽本野ばらは以前よく読んでましたが、近年はご無沙汰でした。今年「ユリイカ」で特集されてますね。
ともあれ読書のお話、いつもワクワクします。そう言えば、ガブリエーレ・ダヌンツィオの本、途中で読むのをお止めになったとのこと。たいへん素朴な質問で申し訳ないのですが、読み続けるか止めるかのご判断基準にはどのようなものがおありでしょうか。わたしけっこう迷っちゃうんですよね。あと、お気に召さなかった本は、古本屋へ売ったり処分したりとかいったこともおありでしょうか。RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2024-12-19 09:42)
〈骨の猫夢みてゐたり亡びたる星より来たる子らの遠足〉川野 芽生
『星の嵌め殺し』よりも、中川多理との共著『人形歌集 骨ならびにボネ』(ステュディオ・パラボリカ 2024)の方が面白かったなぁ。
横尾忠則の 「アート書評」(朝日新聞 10/26)で紹介されていた『ふしぎな鏡をさがせ』(小学館 2024)を読みました。
(https://book.asahi.com/article/15481319)
年間ベスト・アルバム第1位を驀進中の《Brat》(Atlantic)を同梱した 「リミックス・アルバム」 もバーコード以外のすべてが 「鏡文字」 になっていて、これはシンクロニシティではないかと勝手に思ったり^^;
(https://music.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_n9l1aZ06d3DMflSlQe0l8Jze0Nm1RXE_k)
文庫化した『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる / ハプワース16、1924年』や村上春樹訳マッカラーズの『哀しいカフェのバラード』(新潮社)も読みましたが、金原瑞人が翻訳に2カ月もかかったという 「ハプワース」 には難儀しました。>﹏<。
by sknys (2024-12-19 12:16)
>> 末尾ルコ(アルベール)様
サドは、澁澤訳の場合、わざとやっていることもあるのでしょうが、
いかにも晦渋で読みにくいという印象があります。
以前にも書きましたがポーリーヌ・レアージュの『O嬢の物語』も
澁澤訳と高遠弘美訳では随分違うように思いますし、
髙遠訳のほうが読みやすいです。
桃源社はマゾッホだけでなく、ちょっとマニアックな内容の本を
かなり出していて、大変奇特な出版社だったのですが、
どうしてもキワモノ本という目で見られていた可能性があります。
(でも桃源社版『小栗虫太郎全作品』という9巻本があって
私はこれをゾッキ本で非常に安く買ったのですがとても便利でした。
澁澤の最初の全集であった『澁澤龍彥集成』全7巻も
桃源社だったのです。私は2冊だけ持っています)
今回のマゾッホは人文書院ですから、格としては上がりました。(^^)
ユリイカの嶽本野ばら特集も面白かったです。
ダヌンツィオを途中でやめたのは何ででしょうね。
他にやることがあって時間がとれなかったのか……。
私はつまらない本でも基本的に最後まで読みます。
でも資料的な本の場合は、とびとびに読んだり途中でやめたり、
そのときに応じてですが、それは自由なんだと思います。
たとえば上に挙げた『平岡正明著作集』は全部読んでいません。
本は今のところ、買った本はほとんどあります。
売ろうとしても今、本は売れないですよね。
by lequiche (2024-12-20 01:14)
>> sknys 様
川野芽生はロリータ・ファッションだけでなく
球体関節タイツとか履いていたりしますから
人形に対する関心もあるのでしょうね。
(そういうタイツがあることを初めて知りましたが、
つまり人形としてのコスプレというわけです)
横尾忠則の書評欄のあれこれは
『東京人』の糸井重里との対談で言及されています。
サリンジャーは翻訳がむずかしいと思います。
でも金原訳は、どれも優れているように感じます。
by lequiche (2024-12-20 01:14)
松本俊夫先生の熱烈なファンなので、この本も当然読んです。
てか、松本先生の書籍は全部読んでやす。
あっしは、松本先生こそが、映像というものを最も解っておられる映像作家だと思いやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2024-12-21 16:30)
>> ぼんぼちぼちぼち様
>> 松本俊夫先生の熱烈なファン
そうでしたね。全部読んでいるとはさすがです。
入手しにくかった本がこうして文庫化されるのは良いことです。
森話社から松本俊夫著作集成が出ていたの欲しかったのですが
買い損なってしまいました。
by lequiche (2024-12-22 11:28)
o<(≧∀≦)ゝ メリークリスマス☆彡
私は本は全く読まなくなりました(^_^;)
本屋にも全然行ってないしね(;^ω^)
by 英ちゃん (2024-12-25 11:40)
>> 英ちゃん様
クリスマスのメッセージありがとうございます。
クリスマスが終わるとあっという間に新年ですね。(^^)
by lequiche (2024-12-27 00:36)