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EIGHT-JAMの年間マイベスト10曲 [音楽]

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この前、《A-Studio》に松坂桃李が出演していましたけど、松坂桃李と菅田将暉って同じ事務所なんですね。すごいな。

ま、それはいいとして、テレビ朝日《EIGHT-JAM》恒例の 「プロが選ぶ年間マイベスト10曲」 が1月12日と19日の2回にわたって放送されたがなかなか面白かった。2024年の楽曲のなかから、いしわたり淳治、蔦谷好位置、川谷絵音の3人がそれぞれ10曲を選択するという企画。
ほとんどの曲は知らないので、こういうのが今日の音楽なのかという意味で勉強になる。

私の好みだけで言えば、今回のなかで初めて聴いて注目したのはjo0jiと柴田聡子。jo0jiの動画はエレカシを連想させたが、やはりRADWIMPSやエレカシに影響を受けたとwikiに書かれていたので納得。柴田聡子は《Your Favorite Things》というアルバムがあることは知っていたけれど、骨のある歌唱で、これは聴けるなという印象。それと、いつもながら大橋トリオも良いな。

ただ、最も入って来るのは私のiri好きの傾向からするとAwichが一番である。歌詞の 「いつからか君は 薬がないと笑えなくなってった」 の箇所は言及通りドキッとする。それともはやスタンダードだが、緑黄色社会は安定した楽曲だと思う。
歌のうまさでは長屋晴子と吉岡聖恵が今のところハイ・クォリティだと感じているので。

ただ、蔦谷好位置と川谷絵音の2人が1位に推した藤井風は別格で、2024年末の紅白でもわかる通り、すでにベテランの領域である。〈満ちてゆく〉のキーが432Hzであるという指摘は知らなかったが、思わず 「バロックか!」 とツッコんでしまいそうになるけれど、バロックは普通415Hzだから、やや微分音に近い。なんでも432Hzというのは 「癒しの音」 らしくてモーツァルトが432Hzだったという説もあるが、藤井がそこまで意識していたのかどうかは不明だ。


Awich/かくれんぼ
https://www.youtube.com/watch?v=YgUtx63Rx5o

緑黄色社会/恥ずかしいか青春は
https://www.youtube.com/watch?v=G9KznOYqyOg

藤井風/満ちてゆく
https://www.youtube.com/watch?v=ptiK8U4WlSc
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コメント 4

ゆきち

「プロが選ぶ年間マイベスト10曲」は毎年楽しみにしています。
初めて聴いていいなと思ったのは、私もjo0ji、大橋トリオ、柴田聡子でした♪
元気いっぱいのバンド系は、上手い!とは思いますがずっと聴いていたいという感じではなかったです。
藤井風の432Hzは2022年リリースの「まつり」が最初。
癒される、リラックスするという理由でやってみた、とインタビューに答えていました。
以降は「grace」「花」「満ちてゆく」、ライブのチューニングも基本はそうです^^
もちろん私の耳では判別できませんが、自宅のエレピで一緒に弾くとアレ?となって気が付きます^^;
by ゆきち (2025-01-20 09:54) 

末尾ルコ(アルベール)

「Studio」、松坂桃李のおもしろかったですね。彼は一見穏やかな人柄に見えますが、それでいて尋常ではないキャリア。菅田将暉をして松坂桃李の「追い込み方が凄い」と驚嘆してました。
音楽に限らず、「プロが選ぶ年間マイベスト10曲」 的な企画はいいですね。ひとつの指針になり得ますし、何よりもおもしろい。jo0jiと柴田聡子はこれからいろいろ聴いてみます。iriは少し前の「ミュージックライン」に出てました。南波志帆と仲良しのようで、他愛ない話で盛り上がるのが微笑ましかったです。AwichはAIと仲がいいですよね。AIもけっこう好きです。藤井風、凄いですね。「満ちてゆく」は432Hzですか。もちろんわたしではそのようなこと気づけるはずもなく、しかし今後注意して聴いてみます。

******

ハンバート・ハンバートも大橋トリオもこのところよく聴いてます。素晴らしいですね。そしてどちらも生活の中で大きな力を与えてくれています。音楽的クオリティ、そして歌唱クオリティの高さは言うまでもないですが、わたしの感覚ではハンバート・ハンバートも大橋トリオもその美しさと同時に地に足を着けさせてくれる、さらに地中の深い場所まで誘ってくれている気分になれる。日常の中ではとても貴重です。RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2025-01-20 17:00) 

lequiche

>> ゆきち様

なるほど。かなり以前から432Hzを採用していたのですか。
それは知りませんでした。
今、特にオーケストラのピッチは高い傾向にあり、
日本では大体442Hzですが、ドイツだと444〜445Hzです。
高いほうがテンションがあるのですが聴いていて疲れるのかもしれません。
432Hzはどうやらモーツァルト・ピッチと呼ばれているようで、
つまりモーツァルトの時代はそのくらいだったようです。
最近の古楽では、キーに関してはもっとフレキシブルで
いろいろなピッチ設定が存在するようです。
最近のシンセ系キーボードならキーを変えることもできますので、
それで試してみるのもいいかなと思いました。
純正調に調律するというのもありですね。
1オクターヴを10に区切るとかマニアックなことをする人もいます。

標準ピッチの話からは外れますが、
この前書いたReiちゃんのギターの話——
彼女は長2度下げてチューニングしカポを2フレットに付ければ
結果同じじゃん! ということらしいんですが、
これは厳密にいえば違います。
弦長が違いますし弦のテンションも違うので、
音のニュアンスが違ってくるように思います。
もちろん承知の上でやっているんでしょうけど。
by lequiche (2025-01-24 02:32) 

lequiche

>> 末尾ルコ(アルベール)様

松坂桃李はある意味、菅田将暉よりすごいかもしれません。
とはいってもどちらもすごいんですけど。
こうした役者が存在していることは楽しみですね。

音楽はそれぞれ個人の好みですから、
EIGHT-JAMの3人の選択だって参考にはしますけど、
それが絶対というものではないはずです。
大橋トリオとハンバート・ハンバートは良いですね。
地に足が着いているというのはまさに的確な表現です。

藤原さくらや柴田聡子の音の作りかたには
コクトー・ツインズを連想させる部分があります。
そのへんが好きです。
でも井上園子はかなり評判ですが私はちょっと……。
藤井風の編曲をしているYaffleはもっと評価されるべきです。
彼のセンスはすごいです。実はiriの楽曲も手がけています。
あまり評判になりませんでしたが、
YUKIはあいかわらずのテイストですけど私の好みなのです。

洋楽ではアルージ・アフタブ。
もっと売れて欲しいです。無理かもですが。

藤原さくら/Intro
https://www.youtube.com/watch?v=MhuRX5pLt7A

柴田聡子/Movie Light
https://www.youtube.com/watch?v=8hEP9CqnzxU

YUKI/こぼれてしまうよ
https://www.youtube.com/watch?v=jpr7WS1_CQ4

Arooj Aftab/Aey Nehin
https://www.youtube.com/watch?v=cVsC0zNbGkE
by lequiche (2025-01-24 02:32)