SSブログ

やり残しのメモ [雑記]

veloso_180101.jpg
Caetano Veloso

2017年の終わりにはいろいろとトラブルがあって、やり残してしまったことが年を越してしまった。ブログに書こうと思ってメモをとっていても、時間がなくて読めなかったり聴けなかったり調べられなかったりで没にしてしまう数々のこと。でもこれから書くかもしれない幾つかのこと。すべては神のみぞ知る、ってビーチ・ボーイズですね。メモをそのまま書いておこう。2017年の忘れ形見として。こうして書いてしまうと気が済んで、もうこれで終わりにしてしまうのかもしれないが。

ウラジーミル・ナボコフの『アーダ』はとりあえず買っておいたけれどまだ読んでないうちに、すでに書評が出てしまって、自分の読む速度の遅さにがっかりする。若島正はロリータ、青白い炎、アーダを英語著作の3大傑作と位置づけている。ナボコフのフィネガンであるともいう。でもロシア語の『マーシェンカ/キング、クイーン・ジャック』も気になるところ。アーダはピーター・トライアスみたいな一種のSFでもある。SFそのものをも揶揄しているとはいうのだけれど。内田善美のリデルのウラジーミルに対しては、当然ナボコフを連想しなければならない。

ハインリヒ・シェンカーのベートーヴェンの校訂版は高価なので手が出なかったのだが、この前、丸善のポイントカードが廃止になってそれを精算したらすごいポイント数。で憑かれたようにシェンカーの全4冊のうち2冊を買ってしまった。これから読みます。読めないかもしれないけど。内田光子はシェンカーをほとんど読んでいるそうで、推薦文のなかで 「偉大な音楽は謎である」 と書いている。
シェンカーの重要性についてはマリア・ペライアも言及している。ロマン・ロラン全集のベートーヴェンの部分だけは以前から買ってあります。尚、マイケル・シェンカーではありません。

川上未映子編集の『早稲田文学』増刊・女性号は早々に売り切れてしまっていましたが、この前、増刷されたのでやっと購入。最初のほうに岸本佐知子訳のルシア・ベルリンがあって、ふふふと呟いてしまう。川上訳の一葉 「おおつごもり」 の収録あり。

そうそう、高山宏訳のアリスを購入。佐々木マキのイラスト、ポストカード3枚付き。私が規範とするのは岩崎民平訳だったが、今は百花繚乱。

冨永愛というメモがあるが、何を書こうと思ったのか忘れてしまった。爽健美茶のCMが衝撃だった頃。

電影少女というメモは、たぶんテレ東のTVドラマがはじまるからという意味で書いたのだと思うが、結局観ていない。ところで『I’’s』のコミックカバーの第1巻は何種類もあるのです。確か7種類くらい。増刷毎に少しずつ絵が違う。

アンナ・フェドロヴァ。ネットの動画にはあるのだけれど、CDはラフマニノフとかそんなに種類が無い。スカルラッティを探しているうちに見つけたバッハが面白いと思う。

新高恵子。天井桟敷の伝説の主演女優。彼女の伝記のようなものを、先日、自由価格本のなかに発見したので購入。ノックのムックを発見したのと同じ書店で。

タカーチのベートーヴェンSQについて。結局まだ聴いていないCDになってしまっています。ただ、タカーチは音だけ聴いているとよいのだが、演奏している動画を観るとあまりよくない。なぜなのか不明。

デヴィッド・ジンマン/トーンハレのボックスはマーラーがダブッてしまったが、しかもマーラー、そんなに感心しなかったのだけれど、これも一種の記念盤なのだろうということで。

阿部静子のテル・ケルについての解説本、メモにはベルナール・ラマルシュ=ヴァデルとロベール・ブレッソンの名前があるが今となってはなぜそれを書いたのか不明。フィリップ・ソレルスってほとんど知らないし。

フェルナンド・ソラナスの《Vuelvo al Sur》に関するメモ。ピアソラのmilan盤のサントラは昨年再発されたらしいがバンドネオンと枯れたゴジェネチェのシンプルさが美しい。Surはカエターノ・ヴェローゾも歌っています。


ウラジーミル・ナボコフ/アーダ (上) (早川書房)
アーダ〔新訳版〕 上




ウラジーミル・ナボコフ/アーダ (下) (早川書房)
アーダ〔新訳版〕 下




Caetano Veloso: Vuelvo al Sur (En vivo)
https://www.youtube.com/watch?v=UE4FL3fH2HQ

Caetano Veloso & João Gilberto/Garota de Ipanema
https://www.youtube.com/watch?v=h__ldWPnpXc
nice!(80)  コメント(58) 
共通テーマ:音楽