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半分、青い。面白い〜! [ドラマ]

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朝ドラ《半分、青い。》面白い〜!
ここのところ、私にとってはずっと不作続きで辟易して、ほとんど観ていなかった朝ドラ。久しぶりに楽しみな毎日なのだ。といっても最近になってこれはイイ、と見始めたのですが。

そもそも、楡野家、萩尾家というネーミングに笑ってしまう。なんといっても萩尾家です。鈴愛 [すずめ] という名前は、つい《カルテット》の世吹すずめを連想してしまうけど、それとはぜんぜん関係ないです。ひばり君の大空すずめを連想してしまった人、あなたは古過ぎる! でも、そもそも秋風羽織というキャラ設定が古過ぎるので、センス的にはつり合っているのかもしれないけど。

その秋風先生の作品とされているのがくらもちふさこ。こういう楽屋オチ風なのが楽しいです。
でも楡野っていう姓は、一見、大島弓子ふうなのだけれど、実際にはそうでもないっぽい。大島弓子のネーミングはもっとずっと破壊的です。御茶屋峠とか。楡野は北川的にオシャレですね。
秋風羽織のモデルはロン毛でサングラスということからみうらじゅんという短絡的発想もありますが、それは冗談として、マンガ家ではなくて、岩井俊二だとする説がかなり有力です。岩井俊二の映画に《四月物語》(1998) という作品があって、このヒロインが楡野卯月 (松たか子) です。松たか子の主演第1作です。
このへんが北川悦吏子の発想のもとになっているのかもしれない。やはり上京物語でもあるし、強引に意味づければ、「四月物語」 ってタイトルは大島弓子の 「四月怪談」 と 「いちご物語」 の合体でもあります (だからどうした?)。マンガ家ということでいえば『さようなら女達』っていうふうにも思えるけど、あれはさらっとしていながらかなり悲劇的だし。

サングラスということだけでいえば魔夜峰央ですが、それだと藤堂誠のキャラのBL的なテイストも合うけれど、でもちょっと違う。これからマライヒみたいな男の子が出てくればまた異なった可能性がでてきますが、ああいういまどきなゲイ風なのはやはりいまどきなのであって、結論としてはそうした複数のイメージの合体のように感じます。

北川悦吏子にとってはこうした時代って描きやすいのかもしれない。一番インパクトがあったのはピンクの電話という小道具で (本来ならもちろん 「ピンク電話」 というのですが、わざわざ 「の」 を入れてみました。まぁそんなことはどうでもいいとして)、ピンク電話と普通の公衆電話の違いとか、もっとさかのぼると、昔は電話の呼び出しとかあったんだよね〜、今から考えたらありえない、と思ったりします。

ここのところ、鈴愛のカケアミの話題がずっと続いていたので、つまりトーンを使わないで、あくまで手書きというこだわりが見られて、それは現代でも尾田栄一郎などがそうですが、その美しさはアナログへの郷愁であるとともに、手作業の衰退というか、器用さの衰退をも意味しています。
アナログレコード全盛の頃、秋葉原の某有名電気店では、購入する際に検盤というのがあって、店員がジャケットからディスクをさっと取り出して盤面を点検させてくれたものですが、今、そのような器用さを店員に求めることは不可能のような気がします。おそらく指紋をベッタリつけてしまうでしょう。日本人の器用さはことごとく失われつつあります (それでいてSACDのパンフレットの収納はあり得ないやり方ですが)。
この前のコメント欄に書いたのですが、楽譜には従来のアナログな書き方とコンピュータによるデジタルな方法とがあって、デジタルはいまだにデジタルくささがありますが、次第にその方向にシフトしています。私はデジタルのにおいが嫌いなので、古い楽譜のほうが好きです。改版するとデジタルになったりするので、それがいやなら今のうちに買っておかないと、と思うのです。それと、このカケアミのエピソードはシンクロしている部分があります。

ただ、鈴愛はサロペットを着ていたりするんだけれど、やはりそれは今の服であって、ディスコのシーンでも鈴愛の光沢素材のボディコンは洗練され過ぎていました。それは桐谷美玲のディスコ風景のCMと同じで、当時に較べると素材自体の品質が良くなってしまっているので、どうしても当時のダサさは出ない。これは仕方のないことなのでしょう。

そうそう、松たか子といえば《ラブジェネレーション》(1997) というドラマがあって、これは前作の《ロングバケーション》(1996) と同様、木村拓哉主演でヒロインだけを変えたいわゆる二番煎じものです。この中で、まだ若い松たか子がグレてギャルっぽい恰好をする場面があって、それを見ていて思いだしたのが萩尾の《この娘うります!》で、ドミが赤いドレスを着てファッションに目ざめる場面で、ドミの父親はオートクチュールのデザイナーなので、その服を 「安物のテトロン」 と非難する。テトロンっていうのがいかにも時代性を帯びていますが、テトロンはシトロンとの語呂合わせなのかもしれません (ドミのフルネームは、ドミニク・シトロンです)。
もっとも《ロングバケーション》はずっとDVDなどのメディアが出ていなくて、最近になってやっと発売されたらしいです。《この娘うります!》も今、本が出て来ないので参照していません。ですから私は昔の記憶だけで書いているので違っているかもしれません。

と、ごく私的で趣味的な嗜好に終始している朝ドラの話題で申し訳ございません (私的で趣味的な嗜好に終始、とシ音で揃えてみました)。
さて、電子レンジの中にあったネーム。秋風先生ダメじゃん!
次週はどうなるのでしょうか。


半分、青い。オフィシャルサイト
https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/
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向日葵

相変わらず「少女漫画」に造詣が深くいらっしゃいますね。

萩尾望都、大島弓子、竹宮恵子、山岸涼子。。。。。

ワタクシの青春時代、まさに彼女たち=天才少女漫画家達の
世界にどっぷり浸かっておりました!!

もう大興奮!!!
悲鳴が出そう!?
え?嬌声・・かな・・??


また、何を血迷うたか、「ワタクシにも出来る!」
とどこからとも知れぬ強烈な自信に裏打ちされて、
必死に漫画家を目指して漫画を描く日々!!

「食う」「寝る」以外の時間は悉く
「漫画をひたすらに描いて」いました!!



嗚呼、あの頃のあの情熱は今何処・・??トオイメ。。はぁ。。




一度、ゆっくりじっくり「この頃」の少女漫画について
話してみたいと思います。

1時間や2時間じゃとても足りないかな・・??



に、lequicheさんが上に書かれている「岩井俊二」
「尾田栄一郎」等は、その名前すら知らなかった!!


え?漫画家ではないみたい・・??


話し始めたらすぐに、ワタクシの底の浅さに、
lequicheさんが心底がっかりする様子が手に取るように
見えてしまったりして。。


クラシック音楽には殆ど知識も思い入れも無いので、
いつものlequicheさんの記事にはなかなかnice!すら
つけられない(読めない)のですがーー。

今日の記事は再読再読再読!!(笑)



最後の方で「朝ドラの話題ですみません」みたいなこと
書かれていますが、

なぁ~に!

ここはlequicheさんのブログ、

lequicheさんののページ、

lequicheさんのおうち!!


何もかもlequicheさんが「したいようにされて良い」
のです!!


謝る理由も必要もありません!!

読む側も無理することなく、嫌だったら読まなければ良い!!

のです!!(あら、過激・・??)



ちなみにワタクシは「相当面白くない」と思っても、
惰性と習慣でひたすらに朝ドラを見続けています。


そんなワタクシでも今回の「半分、青い」は
とてもとても嬉しかった!!

まだ青かったワタクシが、青いなりに命掛けて
日々邁進した世界が取り上げられているじゃないですか!!


まあ、取り上げ方等、嘴入れ始めたらキリが無いし、
全く楽しめなくなってしまいますからしませんがーー。


あと。
母が昔からテレビ小説の根強いファンです。

昔はNHKの外に、TBSでもお昼に連ドラがあり、
朝も昼も、仲良く一緒に見ていました。
  --その名残りもあって、今でも朝ドラは
    母と仲良く一緒に見ています。




by 向日葵 (2018-05-20 02:29) 

向日葵

↑ キャァ~~!!!

あまりに長くなってしまって本当にごめんなさい!!

ついつい興奮して思わず書いてしまいましたぁ~~!!!

お恥ずかしい!!
by 向日葵 (2018-05-20 02:30) 

lequiche

>> 向日葵様

コメントありがとうございます。
いえいえ、niceのご心配は大丈夫です。
私のブログはソネブロ外からの
niceを付けられないかたのアクセスのほうが多いですから。

萩尾望都『私の少女マンガ講義』はお読みになりましたか?
https://www.amazon.co.jp/dp/4103996021
これは向日葵さんにとってはかなり興味深い内容だと思います。

この前、向日葵さんは石田衣良原作の映画《娼年》のことを
書かれていましたが、石田衣良の 「衣良」 っていう名前は
『バナナブレッドのプディング』の三浦衣良と同じ衣良ですね。
『娼年』みたいなコンセプトはBL的なものの延長線上にあって、
わかるひとにはわかるけど、わからないひとにはわからない。
LGBTとかGIDとか言われてますけど、
そうしたものは表面的にしか理解されていません。
と私は思います。
たとえば大島弓子の 「パスカルの群」 はトランスヴェスタイトです。
ですから一見、最も表層的であるように見えるのですが、
でもその本質はそうではありません。
それがわかるかどうか、です。

尾田栄一郎は現在、最も売れている少年マンガ家で、
その作品『ONE PIECE』はTVアニメもありますが、
CLAMPと同様、もっとも重要なのはマンガ原作です。
アニメは2次製作物に過ぎません。
大長編ですのでこれから読むのは大変ですが、
どういうふうにも読めるという点で近年の傑作マンガのひとつです。
きっと大泣きしてしまう部分があります。

朝ドラは、ずっとここのところ高視聴率で人気がありますが、
そして、とりあえずどれでも見てしまうというのが通例ですが、
私はダメなものはダメなんですね。
パターンが同じだと飽きますし、
面白いと思うものとつまらないと思うものの差が極端です。
特に前回の某吉本 (笑) の話はツラかった……。
でも御母様と仲良くご覧になれるのでしたら、
そういうのには好適なドラマ作りではあると思います。

昨夜の番組で曾野綾子先生が言われていましたが、
曾野先生は夫である三浦朱門を介護されていましたけれど、
介護の基本はテキトーに手抜きすることであるそうです。
そうそう、手抜き! それは何事にも応用できます。
人間、生きるためには、まず自分を大切にすることです。
by lequiche (2018-05-20 09:21) 

sakamono

朝ドラは、ぜんぜん見ていなかったのですが、この記事を読んで、
おもしろそうだなぁ、と思いました。懐かしい名前がたくさん
出てきて...。
あ、でもそれは、ここに書かれているような、lequicheさんの考察が
おもしろいのかもしれませんね^^;。
by sakamono (2018-05-20 11:44) 

lequiche

>> sakamono 様

朝ドラは国民的ドラマ (笑) を目指すあまり、
どうしても最大公約数的で無難なところに落ち着きます。
そのへんがイライラするし、お金かけてるんだけれど
肝心なところが雑ですね。つまり脚本のクォリティです。
わかりやすすぎるものは
実は決して視聴者に優しいものではない、ということ。

北川悦吏子は、これからどうなるかわからないけれど、
とりあえずそうした風潮に結構挑戦的で
普通にも見られるけれどウラにもうひとつ意味がある、
というふうに書けるかもしれません。
そしてそれでなければ本来の大衆ドラマではありません。

結局、売れるものと実際のクォリティとは乖離するものであって、
たとえば、一番売れていた頃の松任谷由実は、
一番つまらなかったと思います。
単なる時代の需要であって本来の芸術とは違うのです。
(それが残ってゆくべき芸術と規定されるのであれば、の話ですが)

ダイ・ハード3について戸田山和久先生が解説しているのを読むと、
単なるアクション映画ではないということがわかって、
アクション映画として観ることも可能だけれど、
その裏側にもうひとつ意味があるとのことです。
それがわからないでアクションだけ観てるのは単なるおバカ
ということでしかないんですが、
それは字幕だけ追っていたのではほとんど抜け落ちてしまうわけで、
でもそういうダブルミーニングが
本来のエンターテインメントとしてのクォリティ
だということなんです。
by lequiche (2018-05-20 12:40) 

末尾ルコ(アルベール)

『半分、青い。』をそれほど熱心に観ているわけではないのですが、テレビを点けている時は普通はNHKに合っていることが多く、『半分、青い。』の放送が始まると、特に急いでないときは軽快に観ていますね。
前回の朝ドラは放送が始まった途端にチャンネル変えてましたから、大変な進歩です(笑)。前回のように辛気臭いのはダメなのです。
『半分、青い。』はまず主演の永野芽郁が目を引きました。映画の『繕い裁つ人』『俺物語!!』『帝一の國』などに出演しているのは観ていましたが、ちょっととぼけた感じのキャラクターがよかったです。
『半分、青い。』の永野芽郁は『あまちゃん』の能年玲奈と見た目やキャラクターがかぶっていると思ったら、ネットでもそのような話題がけっこう出ているようですね。能年玲奈はとても才能があったのですが、事務所のトラブル云々で現在の状態は残念なことです。
『半分、青い。』は松雪泰子、そして何と言っても豊川悦司が出ているシーンはじっと観入ってしまいます。朝ドラにしても大河にしても定番の演出やシーンがあって、そこがどうにもいたたまれない気分になることころなのですが、トヨエツならそのようなレベルは最初から超えているので安心して観ていられます。
まあトヨエツでみうらじゅんはあり得ないの(笑)、わたしも「岩井俊二」説を支持いたします。
岩井俊二は最近テレビに出てましたが、ほとんど老けませんね。『ヴァンパイア』という映画は(何、これ??)と感じましたが、『リップヴァンウィンクルの花嫁』はたっぷり愉しませていただきました。黒木華の美しさを最大限に引き出し、綾野剛のおもしろさも存分に引き出していた作品でした。
わたしは一本の朝ドラを半年間通して観たことはおそらく一度もないかもしれません。小林薫がよかった『カーネーション』などはクオリティが高かったと思いますし、『あまちゃんも』後半へさしかかるまではおもしろく観てましたが。
朝ドラや大河のようなテレビドラマの必要性は大いに認めているのですけれど、これらを取り巻く環境やNHKプッシュの仕方などに対してはかなり批判的です。簡単に言えば、膨張し過ぎているんですね。

>日本人の器用さはことごとく失われつつあります

本当にそうですね。いずれ「テクノロジーに浮かれて踊らなきゃよかった!」と後悔するのは目に見えています。しかも近い将来に。新テクノロジーをじゃんじゃん押してる人たちって、ほとんど「自分らの今の儲け」のためにやっているようで、そこがまた許し難いところです。

ともあれ、lequiche様が凝っておられるということで、わたしも明日からちょっと気を入れて『半分、青い。』を観てみようっと♪

>でもそれでは新陳代謝は起こらずやがて全てが腐敗します。

まったくです。妙なマニアで、一般受けする作品を小馬鹿にする人がごまんといますが、彼らこそ「本当のアホ」だと感じます。「知識を持つ」ことはとても大切ですが、それを間違った使い方をしているんですよね。

>なにごともあきらめてしまってはダメです。

おっしゃる通りです!いきなり勇気と力がアップしてきました(笑)。「言葉」ってそのような力があるのですよね。もちろんlequiche様のお言葉だから、というのが大きいのですが。

それにしてもlequiche様のようにバランスよくしかも深く音楽を聴いてらっしゃる方って、わたしの人生の中では他にいないのですけれど、これってlequiche様の周りにはこうした聴き方をしてらっしゃる人々が少なからずおられるのでしょうか?
以前は特にジャズ愛好家はロックやポップスを馬鹿に仕切った人が多かった感が強いのです。最近はジャズ・プレイヤーもロックへの憧れめいたことを素直に語る人も多くなっているとも思いますが、返す返すもlequiche様の音楽に対するスタンス、いつも(凄いな)と感じているのです。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2018-05-20 12:47) 

うりくま

こんばんは。久しぶりに皆様のブログを巡回
しようとご訪問したら、何と「半分青い」・・
lequiche様の博識ぶりが炸裂していて、
思わずのけぞってしまいました!
私も高校生の頃、授業中に網掛けの練習を
したのを思い出したり、くらもちふさこ作品
を読み返しながら楽しんで見ています。
ところで禁断症状が抑えられず、非公開ブログ
も元に戻して早くも復帰してしまいました。
早すぎてブログを閉じた意味がよくわからない
ですが、これからも宜しくお願い致します。
そういえば恩田陸の「蜂蜜と遠雷」、漫画的で
面白かったです。天才だらけなのが二ノ宮知子の
「天才ファミリー・カンパニー」みたいですが。
by うりくま (2018-05-20 21:16) 

sana

朝ドラ、見てます。
「半分、青い」なかなかいいですね。松雪泰子の表情がとてもよくて。高校時代の話はちょっと間延びした感じもありましたが、そのスローさも狙いかな。
鈴愛はキラキラネームの走り?みたいな。楡野っていう名前、ちょっと大島さんぽくていいなと思ってました。なんたって萩尾家と‥お母さんの名前、萩尾和子って(笑)
しかし、丸ペンでずっと練習していたら、急にスプーンペン渡されても使いにくいけどなーなんて思いながらね。
今の服だと品質が違う! 確かに‥周りで踊っていた子たちは当時の古着を着ているのもいたような気がしないでもないですが^^

このドラマの話題で豊川悦司の名前を聞かれてとっさに出ず、思い浮かんだのがみうらじゅん‥
北川悦吏子の名作「愛していると言ってくれ」で常盤貴子といいドラマを演じ、女優の相手役総なめにしたというのに。女優さんが皆楽しそうに演技していました。当時の彼に恋しているふうにするのは説得力要らなかったんだと思います。(そうでない俳優だと、相手役とは無関係に恋する女を演じているように見えます)
くらもちふさこの漫画を男性が描いているとしたら、ものすごい感性の天才肌でしょうね。でもネームはぜったい先生がしまいこんだと思ってましたよ(笑)

あ、「ラブジェネ」は「ロンバケ」とはお話もキャラ設定も違いますから、二番煎じというのはちょっと‥当時これぐらいしか似ていないドラマなら大量にありました。
長いカタカナのタイトルと、「ラブジェネレーション」にも出ていた松たか子が違う雰囲気でヒロイン、というところに話題性を狙ってたのは見えますけどね(笑)
by sana (2018-05-20 21:40) 

うりくま

再訪失礼いたします(m--m)。
うっかりやってまった・・
「網掛け」はパソコンですね(><)。
「カケアミ」の間違いです。
みうらじゅんも犬好きであの髪型だから、
多少は参考にしているかもですね~。
by うりくま (2018-05-20 22:16) 

lequiche

>> 末尾ルコ(アルベール)様

お〜。能年玲奈と永野芽郁、
今、較べてみました。確かに似てます。
実は私、あまちゃんって1回も観てないので分かりませんでした。
たぶん、カーネーションっていうのも観てないです。
(観てるか観てないかも定かでないというレヴェル)
まぁつまりTVドラマとか映画に関しては全然暗いんです。
大河ドラマも同様で、
画質がなんとかいう 「映画もどき」 みたいな方式になってから、
気持ち悪くてほとんど観ていません。

なるほど。「自分らの今の儲け」 ですか。
儲かるか儲からないかというのが最も重要だからでしょうね。
「ウチは売れない本は出さない」 と豪語していた編集者がいましたが、
それは本の一面性だけを取り上げているのに過ぎないのであって、
「売れる本」 は 「本」 の総体ではありません。
本は食料品とは違います。
でも昨今は似非経済評論家ばかりなので、
彼らにとっては売れることこそが正義なのです。
私は 「もうかりまっか〜」 という言葉が嫌いです。
意味だけでなく音そのものが嫌いなんです。

一般受けする平易な作品がダメとは限らないですし、
一般受けしない高踏的な作品が素晴らしいとも限りません。
それを判断することはむずかしいです。
知識はただ蓄積しているだけでは無駄ですし、
何にもなりません。応用して使って初めて役立ちます。
漢字検定が1級の人が必ずしも文章が上手いとは限りませんが、
それと同じです。

いや、私の音楽の嗜好のバランスは悪いですし内容も浅いです。
単に趣味として聴いているだけですから。
どんなジャンルでも聴くという人はいませんよね。
それが普通です。ですから私の嗜好に合わせられる人はいません。
音楽は感性で聴くことはもちろん必要ですが、
ある程度構造的にとらえなくてはならないと思います。
別に理論が必要ということではありませんが、
どこにどういう部品があるかということに無関心だと
聞き方が曖昧になるのではないでしょうか。
それはたとえば小説を読む場合でも同じです。
自分が今、全体の中のどの位置をトレースしているのかを
類推して確認しなくてはなりません。

ただ、音楽に限らずなんでもそうですが、
最初から決めつけないこと、柔軟に考えることだと思います。
それと私は自分の直感を大事にしています。
他人の意見はあくまで参考にしか過ぎません、
と思えるようになるまで随分かかりました。
by lequiche (2018-05-21 02:02) 

lequiche

>> うりくま様

ご復活おめでとうございます。(^^)
うりくまさんが4月下旬のブログに
《半分、青い。》のことを書かれていたときは、
まだ私は観ていなかったのです。
ですから最初のほうはよく知らないのです。

お。マンガを描こうと思われるかたは多いんですね。
私は最初から 「こういうのムリ!」 と諦めていました。
網カケというのはもともとは印刷用語ですが、
コミック雑誌の場合、紙質が粗いので、
スクリーンをかけるとかえって汚く見えてしまいます。
線や点のモノクロによって陰翳を偽装したほうが
版画と同じで安定した黒みが出るところから、
カケアミみたいな技術が発生したのだと思います。
絵にはもともと点描みたいなテクニックはありましたが、
それの変形なんでしょうね。

『蜂蜜と遠雷』も関連作品ですが、まだ読んでいません。
このところ、そうした音楽系の作品が多いですね。

みうらじゅんもありですか。
モデルが無いんですから何でもあり、とも考えられます。
私が音楽系のマンガとして最初に影響を受けたのは
竹宮惠子の『変奏曲』ですが、同じ楽器で競うのでなく
ヴァイオリンとピアノと楽器を変えていたのは、
競わせたくなかったのかもしれないと今になって思います。
どちらかひとりを競わせると、
どうしても『ガラスの仮面』みたいになってしまいますので。

ひとつ前の記事に書きましたが、
今、ユジャ・ワンというピアニストにハマッていて、
今日、サントリーホールのライヴCDが来ました。
私はハマッてしまうとしばらくそれだけになってしまうので、
この《半分、青い。》はちょっとした息抜きなんです。
しじゅう息抜きしていますけど。(^^)
by lequiche (2018-05-21 02:02) 

lequiche

>> sana 様

おぉ、さすが朝ドラ。人気がありますね。
sana さんもマンガ家志望があったんでしょうか?
でも松雪と原田知世が共に母親役っていうのがすごいです。
一世代変わってしまったんだ、という感慨があります。

鈴愛みたいな名前の付け方は森鷗外が創始者だと言われています。
ですから決してドキュンネームなんかじゃないんです。(笑)
楡野って、大島作品の中にあるかと一応探してみたんですけど、
見つけられませんでした。
でも、風吹ジュンが大島弓子原作の映画《毎日が夏休み》にも
出演していることを調べていて知りました。
原作の 「毎日が夏休み」、好きなんですよ。

みうらじゅん、っていうのもやっぱりアリなんですか?(笑)
確かに男性がくらもちふさことして描いていたとしたら
すごいですけど、でもそういうのも無いとは言えません。
ちばてつやの少女マンガはさすがに時代は感じてしまいますが、
根性マンガ (?) としてはそこそこいっていたように思います。
(『テレビ天使』とか)
といっても、リアルタイムで読んだのではないので、
実際にどのように評価されていたのかはわかりませんが。

すみません。二番煎じという表現は的外れですね。
「主演は引き続き木村拓哉で」 と書くべきでした。
それに《ロングバケーション》というドラマ、
実は私、観ていません。大ヒットドラマだったということは
後からの知識として知っているだけで、
《ラブジェネレーション》は観たことがあるのですが、
ちょっとだけで、ほとんど覚えていません。
ついでにいいますと《男女7人〜物語》というドラマも
私は知らないんです。

さて、秋風先生、どういうオトシマエをつけるんでしょうか。(^^)
by lequiche (2018-05-21 02:02) 

sana

漫画研究会の出身で、作品を描いていたし、アシスタント経験もちょっとだけあります。
松雪泰子と原田知世って同世代?母親役?と思いましたね~。

森鴎外! そ、それは‥
「毎日が夏休み」いいですね~。映画は見ておりませんが。
あ、大島さんのお宅に伺ったことありますよ、一度だけ。アシではなく、たまたま、ついていくことが出来て。

みうらじゅんは思わず連想したんです~あり、じゃなくて(笑)
いや別に嫌いではないですが。
岩井俊二‥と言われると、ちょっとほっとします。

くらもちふさこの絵は、少女漫画が少し難しくなりすぎたと言われた頃の感性がぶっ飛んだ感じをたたえているので。男性であれ描いていたらすごいな‥と。
ちばてつやの少女漫画、少年向けと同じようにレベルには達していたと思います。リアルタイムに近い年齢で後から読みましたが、もう‥昔過ぎてはっきり覚えてないです‥

「ロングバケーション」をご覧になってないのですね。
私は真剣に見てました(笑)
「男女七人‥」はさらっと気を入れずに見ていたような気がします。
記事の主眼ではない話ですが、自分が書いたコメントの最後が不正確でした、すいません。
「ロングバケーション」に脇の生徒役で出ていた松たか子が、「ラブジェネレーション」では、今度は相手役であるヒロインをつとめた、というのが正しいです。

秋風先生、羽織袴の正装でしたね。
羽織‥
抜け感のあるペンネームだと思ってたんですが(笑)
by sana (2018-05-21 20:41) 

lequiche

>> sana 様

ぉぉぉ、本格的ですね。そうなんですか。
しかも大島先生の家!!! それはすごいです。

松雪泰子と原田知世は5歳離れてますが、ほぼ同世代です。
でも、バンドpupaのライヴを観た人の話では、
原田知世50歳とはとても思えないとのことでした。

鷗外の子どもは於菟 (おと→オットー) とか
杏奴 (あんぬ) とかですし、孫も爵 (じゃく→ジャック) とか。
その山田爵の教え子が蓮實重彦です。
(「爵」 の字は、正確には
上に乗るのが 「ノツ」 ではなく 「木」 なんですが、
エラーになってしまうので仕方なくこの文字で代用しました)

ちばてつやはコミックスになっている初期作品を
まとめて読んだ時期があったんです。
『テレビ天使』なんかはさすがに古い感じがしますが、
でも『ガラスの仮面』的な 「なにくそ感」 があります。
当時は赤塚不二夫なども少女向けの作品を
描いていたようです。

いえいえ、松たか子の意味は最初のコメでよくわかります。
松たか子はその頃、売り出し中だったのでしょうね。
《ラブジェネレーション》というドラマの主題歌が
「ロングバケーション」 というアルバムを大ヒットさせた
大瀧詠一というのも面白いです。
「ラブジェネレーション」 といったら早川義夫の
有名な歌を連想しますが。

女優系の音楽CDの中でダントツなのは原田知世ですが、
松たか子もかなり良い作品を作っていると思います。
アナ雪の大ヒットもそうした集積の結果ですね。

秋風先生は抜け感のあるペンネームではなく、
単にヌケていただけでしたね。(^^;)

電子レンジの件が発覚して
菱本若菜 (井川遥) にギチギチにやりこめられるところ、
そのものすごく滑舌のいい追い込みかたに笑いました。

菱本若菜の服はピンクハウスっぽいですが、
80〜90年代に作られたピンクハウスをもとに、
わざわざ衣装を作っているらしいです。
ですからディスコの服も古着なんかではなく、
たぶんそれっぽく新しく作ったもののように思えます。
鈴愛の着ている服なんかも発色がいいんですよね。
当時の服でこういう色は無理! というのがありました。
by lequiche (2018-05-22 00:57) 

NO14Ruggerman

(出遅れました(≧∀≦)
半分、青い。私もハマって観ております。
(殆ど週末だけですが)
前々作の「ひよっこ」にもハマりました。
どちらもリアルに生きてきた時代だけに共感する部分があるのかな、と感じます。
ピンク電話…職場近くの喫茶店では現役で活躍していますよ。
by NO14Ruggerman (2018-05-25 20:03) 

lequiche

>> NO14Ruggerman 様

やはり時代性というのは大切なのかもしれません。
それはその人によりけりですが、
だんだんと年が経ってゆくにつれて、
セピア色に染まる部分も多くなるのでは、と思います。

現役のピンク電話、すごいですね。
最近はダイヤルをどうやって使うのかわからない
という若者がいるそうです。まぢです。(^^;)
by lequiche (2018-05-26 00:56) 

U3

 わたしも初回から見ております。面白くなったのは4月中旬以降ですね。
by U3 (2018-05-26 17:23) 

lequiche

>> U3 様

そうなんですか。
なかなか人気があるようですね。(^^)
by lequiche (2018-05-27 02:30) 

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