SSブログ

ジェーン・バーキン〈Ex-fan des sixties〉 [音楽]

JaneBirkin_20230723.jpg
Jane Birkin (What The France, May 19. 2020より)

リサイクル・ショップで奇妙礼太郎の《東京ブギウギ》と椎名林檎の《長く短い祭》のシングルCDを見つけて、それについて書こうと思っていたのだが、それよりもアリス=紗良・オットのデヴュー盤の再発が2回も延期になっていて、果たして本当に出るのかどうかということも書きたくて、それよりももうすぐベートーヴェンのコンチェルトが出るというニュースのほうにかき消されてしまっているのだろう。

《東京ブギウギ》はカヴァー・アルバムで、ふざけたイラストで東京タワーが描かれていてこの脱力感が良い。でも松田聖子の〈赤いスイートピー〉のカヴァーは入っているのだが〈SWEET MEMORIES〉は収録されていないのだ。もっとも〈SWEET MEMORIES〉のカヴァーはいくつもあるが、幾田りらの本気度満々のカヴァーにはかなわない。
YouTubeで検索するとアリス=紗良・オットのコンチェルトはリストの2番、ベートーヴェンの1番もあるが、比較的最近なのは2022年のパリ、エッフェル塔をバックに弾くグリークがあって、いまのところ元気そうなので少し心が安まる。

それよりも東京タワーで連想したのはCLAMPでなくてリリー・フランキーである。土曜日午後のTokyofmのリリー・フランキー《スナック ラジオ》を聴いていたら、エルメスのバーキンの由来について、ごく下世話な解説をしていたのにもかかわらず、他の出演者から全く何の反応もなかった。彼が言うように、バーキンのバッグを欲しがっている女性はジェーン・バーキンのことなんか知らないし曲なんか聴いたこともないだろうから、バーキンの由来なんてもう誰も知らないのだ、と力説。しかも東日本大震災のとき、彼女が使っていたバーキンがチャリティとしてオークションの出されたのだが、リリー・フランキーはそれが欲しかったとのこと。結果については言わなかったが、調べてみると約10万ポンドで落札されたのだそうである。誰が落札したのかは知らない。
何の反応もなかったのにもめげず、《スナック ラジオ》ではその後、ベタだけれどと断りながら〈ジュテーム・モア・ノン・プリュー〉がかけられた。

私にとってのジェーン・バーキンの曲は幾つもあるけれど、ひとつだけ挙げればそれは〈エクス・ファン・デ・シクスティーズ〉である。動画はine.frのものが一番優れていると思う。2013年初頭の、母と3姉妹のインタヴュー動画も見つけたが、この年末、ケイト・バリーは亡くなった。
同曲について、もう10年以上も前に書いた拙稿だが、一応それもリンクしておくことにする。


Jane Birkin/Ex fan des sixties (Archive INA)
https://www.youtube.com/watch?v=tXvgdtbzNyc

Jane Birkin et ses filles: amour, travail et pudeur
Vivement Dimanche 13 janvier 2013
https://www.youtube.com/watch?v=DYSUG3jHZJE

あなたのアイドルたちに Ex-fan des sixties/ジェーン・バーキン
https://lequiche.blog.ss-blog.jp/2012-09-29
nice!(73)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽